#6 卓球部女子ダブルスが県大会で準優勝し、インターハイ出場を決めました
岩手県では高等学校総合体育大会が行われている最中ですが、その前期日程、卓球競技で 一関二高女子ダブルスチーム(佐藤・遠藤組)が準優勝を果たし、インターハイおよび東北選手権大会への出場を決めました。
そこで、卓球部の練習中に少し時間を取っていただき、話を聞きました。
-準優勝おめでとうございます。ダブルスということですが、組み合わせはどうやって決めたのですか。
佐藤 もともとは、私が同学年の別の子とペアを組んでいたのですが、遠藤さんが入ってきて、二人で組んだ方が力がだせそうだ、と先生・コーチと話しあって決めました。
-県大会準優勝という結果についてはどう感じていますか。
佐藤 決勝戦では最初に2セットとって、あと一本とれば優勝というところまで行ったのに、そこから逆転されてしまいました。自分たちとしては優勝したかったので、試合の後は本当に悔しかったです。でも、最低限の目標として、「インターハイ出場」ということがあったので、そこはよかったです。
-チームとして、お互いのことをどう思っていますか。
佐藤 遠藤さんとは小学校の頃から知っていて、癖とかも分かっていました。そういう意味では組んでも自然でしたし、1年生と3年生という組み合わせは結構思い切ったペアなのですが、よい結果が出せたのでよかったと思います。
遠藤 2学年離れていることで、多少意思疎通がうまくいかないこともあったのですが、そのたびに話し合って、最終的にはインターハイ出場という目標を達成することができてよかったです。
-今後、東北大会からインターハイと続くわけですが、意気込みをお願いします。
佐藤 東北大会では必ず勝てるチャンスがあると思うので、たくさん練習して1勝でも多く勝ちたいですし、インターハイは初の舞台なので緊張するとは思いますが、思い切って自分たちのプレーをして、できれば勝ちたいです。
遠藤 県大会では、最初のほうすごく足を引っ張ってしまったので、東北大会・インターハイともに自分の力を出し切り、力を合わせて1勝でも多く勝てるようにしていけたらいいなと思います。
コーチとして、ずっと前から一関二高卓球部を指導している、部活動指導員の鈴木晃さんにもお話を伺いました。
-鈴木さんの目から見て二人はどうでしょうか。
鈴木 優勝しておかしくない流れだったが、本当に最後の1点だね。でも、入ってきた頃はそんなところまで行く子たちだとは思わなかったけれども、自分たちで考えながら練習しプレーする中で、期待以上の成果を挙げた子たちだと思います。
-これからのインターハイ、どんな戦い方を期待したいですか。
鈴木 このチームの子たちは、今流行のラリーできれいに取る卓球ではなく、思い切って自分たちから攻めていく攻撃的なペアなので、自信を持って攻撃できるようにサーブレシーブに磨きをかけ、インターハイに備えたいと考えています。
それでね、佐藤選手のおかあさんが、二高の卓球部時代にインターハイに出場しているんですよ。平成6年頃だと思います。親子2代の出場ですが、お母さんたちのペアは1回戦でやられてしまったので、ぜひ1勝以上してほしいですね。
-それは知りませんでした。さすが、長い間一関二高卓球部を見てきた鈴木さんですね。もう何年になるのでしょうか。
鈴木 35年くらいですね。
-本当に長い間、地域から二高を支えていただいてありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
顧問の中居先生からもお話を伺いました。
-おめでとうございます。顧問として一言お願いします。
中居 去年もですし今年もですが、「東北で勝てるチーム」を目標に指導してきました。インターハイの出場はもちろんありがたいことですが、昨年度東北選抜大会で1勝もできなかったことが大きな悔しさになっていたので、「東北で勝つ」ために今年度は工夫しながら活動してきました。制限もある中、様々ご配慮いただき、選手たちが力をつけてきてこのような結果となったので、東北でも全国でも1勝を積み上げられるようサポートしていければと思います。
卓球部は、このペア以外にもシングルスで男女計5人が東北大会に出場します。東北大会での、またインターハイでの活躍を期待します。