県内の高校でフェンシング部があるのは２校だけである。北上翔南高校と一関第二高校だ。どちらのチームも高校入学後にフェンシングを始めた初心者がほとんどである。今回は、本校男子キャプテンの阿部大雅さんに、全国大会の結果と今後の抱負を聞いた。阿部さんは、一関市のスポーツ少年団で小学６年生から経験を積んだ、二高では数少ない高校入学前からのフェンシング経験者である。

「この３月に、長崎県島原市で行われた全国高等学校選抜大会に一関二高も参加しましたが、結果は女子がベスト１６で、男子が初戦敗退でした。敗因の一つはチームとしての経験値の差だと考えています。」

　やはり全国大会に出場するチームは高校入学前からの経験者が多いようであるが、相手は同じ高校生。勝つ方法はいくらでもあると阿部さんは分析する。
　「まずは選手のモチベーションアップ。そのために声出しから始めます」

　高校入学前からの経験者が少ないという不利な状況を、練習内容の工夫と声出しによるモチベーションアップでカバーし、昨年以上の成績を残して活躍してほしいものです。　　

　　　　　ガンバレ！一関二高フェンシング部！！