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#110 3年次「総合的な探究の時間」地域との連携

 令和6年5月10日(金)5、6校時は3年次「総合的な探究の時間」でした。昨年度、現3年次生は『地域の魅力を再発見×再構築×再発信!』というテーマで各々が興味関心のある分野に分かれて地域探究に取り組みました。今年度はそれらをさらに深めて個人あるいはグループで探究します。

 今の時期はテーマが決まったところです。生徒は自分の進路や興味関心に沿って「あんなことがしたい」「こんなことがしたい」とやりたいことをイメージしながら、どのようにそれを形にしていくかを模索中です。
 
 当日は、昨年度から総探でお世話になっている「一般社団法人いわて圏」の佐藤柊平さんと、一関商工会議所の金野剛士さんに来校していただき、生徒の探究活動の相談にのっていただきました。

地域のブランディングをしたいグループ
一関の地場産品をつかったホットドックイベントの紹介をしていただきました

 「こんなことをしたいのですが、地域の誰とつながったらいいですか?」「どのように進めていったらいいか困っている。方向性のヒントがほしい」というような生徒の話をとても親身になって聞いていただきました。

 教員も生徒の相談にのっていますが、担当する生徒の人数が非常に多く、専門分野外でもあるため、教員だけではこなしきれない現状があります。地域のことは地域の方に聞くのが一番!

一関市の人口流出問題について探究したい生徒
考え方の視点をきめ細かく熱く指導していただきました データ分析サイトRESASの紹介も

 相談したい生徒たちは次から次へと訪れ、チャイムが鳴って仕方なく打ち切りという状態でした。昨年度もたくさんの地域の方々にご協力いただきましたが、今後も色々な地域の方々に生徒の相談にのっていただけたら生徒の目が大きく開かれるのではないかと思います。

 佐藤さんからは「去年(1年前の彼ら)よりも、前のめりに探究しようとする姿勢が見える。生徒自身が『自分の意志』を持って探究しようとしているように感じる」という感想をいただきました。また、商工会の金野さんからは「想像していたよりも生徒は真剣に考えている。すごい。」とお褒めの言葉をいただきました。
 
 探究するのは生徒自身です。まだまだ知識が未熟で視野が狭く、一般常識として広く知られている知識までも理解が到達していない生徒もたくさんいます。

 大人たちは方向性のヒントを生徒に与え、生徒は軌道修正をしながら、失敗も含めて全ての過程が生徒自身の財産になると思います。学校外での様々な人とのつながりや出会いが彼らの視野を広げ、意識をよい方向に変え、将来への自信につながるのではないか?・・と期待をしております。

立ち歩きOK ワイワイガヤガヤOK そんな授業です
お互いに協力し合う 相談する 情報交換する 大事なことです